「はたや」という屋号は昔この辺りには機織をしていた家が多かったことに由来。
江戸以前から通っていた旧道沿いに位置する鳩ヶ谷辻のランドマーク。
この人自身が辻の象徴のような存在。
子ども会、自治会、保護司、消防団長と、町のために捧げた人生。
急いで菓子パンを買っていく作業員。
甘めのお茶菓子をゆっくり買っていくお年寄り。
母親と駄菓子を買いに来てどれにするか悩んでいる幼稚園生。
そんなお客と一言、二言の言葉を交わしながら。
コンビにのマニュアル的な接客でないからかえって落ち着く。
そう、
はたやさんの煎餅は少し固めでスモーキーな塩辛さがお米の風味を引き立てている。
店主の個性が煎餅にも出ているようだ。