20数年前、家業を継いだのを契機に鳩ヶ谷商工会青年部に入部した。
鳩ヶ谷地域の中小企業の後継者、40歳までの若手が集まる商工会青年部。
そこは、お互い個性をぶつけ合いながら切磋琢磨する場。
バリバリ仕事をして、ガンガン飲み、遊ぶのが青年部気質。
20代そこそこの私にはそんな先輩達が、大人に見えた。
その中心に居たのが中井さんだった。
中井さんは、材木商で豪商、紀伊国屋文左衛門のイメージが重なる。
先々代からの商売を引き継ぎ、守りながら新規事業でも手腕を振るう日々。
戦後に植樹した木々が木材として使うのにちょうど良い時期に入っている。
埼玉県産の木材を使って何か出来ないかを画策中とのこと。
果敢に攻めていく姿は永遠不滅の青年部長だ。