2013年
3月
13日
水
世田谷区の用賀にある世田谷美術館で写真展を見てきました。
1920年代頃に活躍されたエドワード・スタイケンというファッション写真家です。
当時の一流モデル、俳優、芸術家、のポートレートが多数。
寸分の隙もない緊張感のあるフレーミングと迫力のある被写体。
重厚なモノクロプリント。
完璧に構成された絵画のようでした。
スタイケンは写真家ですが、一線を退いてから行った「ファミリー・オブ・マン」という写真展を企画した人(色んな人の写真を集めて企画展示をした人)、とうことで有名です。この企画は人間万歳~!戦争反対!ラブアンドピース!的な社会的メッセージのあるものです。20年位前に日本で開催された「ファミリー・オブ・マン」は私も観覧していたので、スタイケンの原点に触れることが出来たような気がします。
きらびやかなファッションの世界から、ドキュメント写真の編集者になったこと。
色々あったんだろうなあと、想像します。
そういった作者の心の内を考えながら写真を見る事が、写真を読むこと。
そして、
そんな風に
写真展を見る事が私にとってエネルギーの補給のようなものです。
話は変わりまして、世田谷美術館は20年位前に荒木惟経、桑原甲子雄さんの写真展を見にいきました。色んな意味で興奮したことをはっきり覚えています(笑。でも、誰と見にいったかがよく思い出せないです(汗。20年ぶりの世田谷美術館、懐かしかったです。
それから、同時開催されていた高橋秀さんのイラストレーション(版画)も良かったです。