東京オリンピック公式記録映画を撮影する河瀬直美監督が脚光を浴びるきっかけの映画です。
河瀬さんの映画では「光」がたまらかったです。
「あん」もいいですよね。
本作は、
静かな、奈良県の山奥で暮らす家族の物語。
喪失、恋心、成長、懐かしくて切なくて。
河瀬さんの映画は鑑賞後、時間がたってからじわじわと染み込んできます。
何なんでしょうね。
逆光ぎみのトンネルのシーンや林のシーンは写真の映像がイメージの根源にあるはずです。
回顧シーンのモチーフに使われた8mmの映像もスチール写真的な撮り方でした。
しみじみ、映画っていいですね~!と思う作品です。