時間があって何処に行こうか迷うと上野か恵比寿の写真美術館へ行くことにしています。
写真美術館では杉浦邦恵さんの「うつくしい実験」。初期の魚眼で撮ったヌード作品から始まり、コラージュやキャンバスへのプリントなど色々な表現を試みながら、最後のシルエットのポートレートへ。一昔前のアメリカの匂いと、渡米して懸命に表現する女性作家の勢いを感じます。シルエットのポートレートはどうやって撮影したのか気になりますね。被写体に印画紙の前に立ってもらって密着プリントのような事が書いてありました。さらにそれを反転するのでしょうか?難しそうですね。
別のフロアーのコレクション展「夢のかけら」というタイトルは疑問ですが色々なジャンルの名作写真を見る事が出来ます。長崎の写真師井出傳次郎氏のスタジオポートレートが頭に焼き付いています。